【本日の修理】

今日は11kW油冷式スクリューコンプレッサーの定期修理に伺いました。

オイル、ベルト、消耗部品の交換を実施しました。

上の写真は吸い込み弁を分解したところで、分解した順に並んでいるので一番手前が吸い込みのシート面になります。

黒く映っているシート面が劣化して部分的に欠損しています。

【今日のポイント】

コンプレッサーの整備ではオイルやベルトの交換が目立ちますが、吸い込みエレメント、オイルエレメント、セパレータエレメントも定期的に交換が必要です。

それ以外にも、日常運転時にオイルが流動している箇所のOリングや摺動している部品の交換も重要です。

吸込みのシート面は1年で写真の様に劣化するものではありませんが、設置場所の環境により早期劣化する場合もあります。

運転時間経過と比例して劣化が進行するので、コンプレッサーのパネル面に整備時期目安を知らせてくれる機種もあります。

写真の様にシート面が劣化してくると、日常運転時にオイルの匂いを感じたり、床にオイルが垂れたりが目立つ様になります。

整備基準ではシート面劣化前に部品交換が推奨されています。

交換サイクルは周辺環境により異なりますので、不明な点はサービスマンに確認してみましょう。