【本日の修理】

今日は7.5KW油冷式スクリューコンプレッサーの修理に伺いました。

コンプレッサーの圧力が上がらないとの連絡を受け点検した結果、原因はコンプレッサーパッケージ内の部品からのエア漏れでした。

他にも、コンプレッサーの外に付いているラインフィルターオートドレントラップからも疲労劣化によるエア漏れが診られました。

写真はエア漏れが発生していた部品の圧力スイッチです。

動作不良やエア漏れが発生しなければ交換せずとも長く使用出来る部品ですが、劣化の兆候が分かりにくい部品でもあります。

交換時期として一番多いのは、作動圧力に誤差が発生して本来の制御圧力で運転出来なくなった場合です。

オーバーホール等の大きな修理の際には、経過年数により交換を推奨しています。

【今日のポイント】

もう一箇所、ラインフィルターオートドレントラップの方は、上部シール部からのエア漏れでした。

オートドレントラップも経過年数により劣化が進む部品です。

一番多いのは下部ドレン排出機構の動作不良で、内部部品の疲労劣化が原因となります。

長期間交換していない場合、ケース部に亀裂が発生してエア漏れが発生する場合もあります。

ケースが頑丈な素材なので破裂したことはありませんが、エア漏れは部品交換が必要です。

定期修理時には動作確認を行い、不具合がある場合は交換を案内させていただいてます。