【本日の修理】
今日は15kW油冷式スクリューコンプレッサーの修理に伺いました。
吐出温度上昇エラーが発生し、コンプレッサーが異常停止してしまう症状です。
訪問時、コンプレッサーは運転中でした。
サービスバルブからエアを少しだけ抜いてみたところ、 油煙が発生しました。
エレメントが飽和状態の様子です。
オイルゲージにはオイルの気配がみられず、至急補充が必要な状況でした。
運転停止の了解をいただき、運転停止。残圧放気後、電源を遮断して作業を開始しました。
エレメントを取り外したところ、真っ黒でした。(写真下方)
(上のビニールが被っているものは新品のエレメントです)
新品エレメントの取付作業中の写真です。
最近のコンプレッサーとは異なり、タンク内側にエレメントを取り付けるタイプでした。
エレメント交換後、オイルを規定量補充して運転確認に入ります。
【気を付けた事】
運転停止後もなかなか部品の熱が下がりませんでした。
温度の高い状態で一定期間、運転を継続しています。
パッケージ内の状態から油分の汚れも診られました。
上部カバー分解時にはナイロンチューブ、電気コネクタ、吐出配管などを取り外しました。
ナイロンチューブや電気部品も定期的に交換が必要な部品になります。
古いモデルなので、ナイロンチューブやコネクタ、配線の折損が心配されます。
取り外し・取り付け作業時には注意が必要です。