【本日の修理】
今日は7.5kW油冷式スクリューコンプレッサーの定期修理に伺いました。
毎年整備を実施しているユーザー様で、前回整備からの経過時間が少ない為、整備内容もエレメント交換とオイル交換になります。
金属加工をされている為、どうしても周辺の粉塵を吸い込んでしまうようです。
最初にパッケージを分解して、ファンやクーラーの目詰り状況を確認しておきました。
油分は含んでいない様子ですので、エアで清掃可能でしょう。
目詰りしており、粉塵の蓄積がみられます。
掃除機で大まかに吸い取ってからエア清掃に移りたかったのですが、残念ながら掃除機は働き過ぎで現在メンテナンス中です。
【今日のポイント】
吐出温度上昇による異常停止はクーラーの目詰りが原因の筆頭で、重要になるのが写真のクーラー部です。
特に夏季は周辺温度の影響も受けてエラーに繋がりやすいので、今のうちに時間を取って清掃しておくとエラー防止になります。
外して洗浄も可能ですが、内部のオイルが流出する可能性があるので、外さずに表側と裏側から交互にエア清掃(エアーブロー)の実施が推奨されます。
蓄積が多い場合は、塵埃が乾燥している場合のみ掃除機での吸引も可能です。
油分を含む塵埃やアルミフィン部に腐食劣化がみられる場合は、破損の可能性があるので、エア清掃は推奨できません。