【本日の修理】

今日は37kW油冷式スクリューコンプレッサーの定期修理に伺いました。

毎年整備を実施しているコンプレッサーで、大きなトラブル無くパッケージ内のオイル汚れ等も少ないので、初期清掃の時間にも余裕が持てました。

今回は、いつもは担当しない吸い込み弁の分解整備を行いました。

少し厄介なのは、ダイヤフラム周辺部品のワリピンです。

金属製なので一度使用すると曲がり癖が付き、癖を直さないと組み立て時に時間をロスします。

ラジオペンチや片手ハンマーで直そうとしても、完全に元には戻せません。

力を入れすぎて折れてしまうと困るので、良い塩梅で止めておきました。

次回は新品のピンを用意しておきます。

次はコントローラーの電池交換です。

電池が切れるとコントローラー内の記録が消えてしまう為、定期的に交換する部品です。

電池を交換する手段は何通りかあるのですが、コンプレッサー上に大きなダクトが固定されていると一番早くて確実な手段が取れず、何回担当しても苦手な作業です。

今日は横のフレームを外して覗き込みながら行いました。

【苦労した点】

覗き込むとコネクターの場所は確認出来ますが、奥まっていて狭いので指先しか入りません。

コネクタは細いピンに差し込むのですが、変に力を込めるとピンを破損する可能性があり、何度も指先で探りながら慎重に取り付けます。

最適な方法を模索中です。

そのうち「ン」という感触の後に「カチッ」と小さな音がすれば、作業は完了です。