巡回でお客様から『日常の点検はどうやるんですか。』という質問が多くあります。今回は、スクリュー式コンプレッサーの日常点検のやり方を書いていこうと思います。
日常点検のポイントは3つ。
①オイル(潤滑油)が適量入っているか。
②吸い込みフィルター・ダストフィルターが目詰まりしていないか。
③クーラーのコンデンサーが目詰まりしていないか。
以上この3つです。
詳細
①オイルが適量入っているか。
運転中にオイルがオイルゲージの赤い線の中に入っているか確認してください。赤い線の中に入っていれば適量です。少なすぎると温度上昇の原因になります。多すぎるとオイルセパレーターの寿命を短くします。
②吸い込みフィルター・ダストフィルターが目詰まりしていないか。
吸い込みフィルターやコンプレッサーのパッケージに付いているダストフィルターに目詰まりがありますと、温度上昇の原因になる可能性があります。定期的に目視確認し目詰まりしていたらエアーで埃を飛ばしてください。(ものによって、水洗いができますので取扱説明書をお読みください。)
③クーラーのコンデンサーが目詰まりしていないか。
オイルクーラー・アフタークーラー・ドライヤーのコンデンサーが目詰まりしていないか目視で確認してください。(必ず停止中に目視確認してください、風圧・埃により目が痛くなる可能性があります。)
目詰まりがありましたら。パッケージを剥がし、コンデンサーをエアーで吹き飛ばしてください。(大量に埃が出る可能性があります。マスク・保護眼鏡を着用し、埃が舞っても大丈夫な環境・部屋の換気を行ってください。)