【本日の作業】

今日は油冷式スクリューコンプレッサーの定期修理に伺いました。

年次修理なのでエレメント交換、オイル交換、クーラー清掃がメインです。

【ポイント】

写真はオイルクーラー冷却フィンのアップです。

とはいえフィンはこの向こう側に通っているので写真では見えませんが、
幾重にも入り組んでいます。

吐出温度上昇エラーでコンプレッサーが何度も停止する原因としては、
クーラーの目詰りが挙げられ、取扱説明書にも例として載っています。

比較的塵埃の少ない環境にある場合、エアー吹きが有効です。

綿埃などの場合は目に入り込んでいるので、エアー吹きでは中々取れません。

表から吹き裏から拭いて角度を変えてまた拭いて・・・と粘り強く作業すると、
少しずつ取れていくのがわかります。

毎年整備しているお客様の場合は状態を把握している為、
最初からクーラー自体を取り外して洗浄を行ないます。

自主的に清掃する場合は、強いエアーで吹くとフィンが倒れてしまい、
範囲が拡大すると冷却効率が落ちてしまうので、注意を払わなければなりません。

吹く角度によっても倒れ易いので、フィンに抵抗を掛けないように清掃します。

内蔵エアドライヤーコンデンサの場合も同じですが、フィンが倒れやすい物もあるので、
弱めのエアー吹きから徐々に調整していく事が必要になります。