【本日の修理】
今日は7.5kWのレシプロ式コンプレッサーの点検修理に伺いました。
運転中に異音が発生している為、修理が必要な箇所を探します。
訪問後、まずは運転音を聞くため起動したいところですが、まずは手廻しで異音が無いか、ビスやボルトのガタツキ、ベルト、プーリーなどが周辺部品に接触していないかを確認します。
起動後、圧縮機の運転音は問題なさそうですが、耳慣れない音が混ざっています。
運転しながら一箇所ずつ耳を傾けて確認すると、モーターの辺りから音が聞こえます。
【今日のポイント】
運転を停止してベルトカバーとベルトを外します。
モータープーリーを手廻ししてみましたが、ベアリングではなさそうです。
もっと外側から音が聞こえるようなので、反負荷側のファンカバーを外してみました。

メインモーターの冷却ファン(ソトファン)が見えました。手で触ってみるとカタカタ動きます。
ソトファンはシャフトにはめ込みスナップリングで固定してあるので遊びは無いはずですが、万が一遊びがあると摩耗が進行してガタガタ(ユルユル)になってしまいます。
ソトファンはモーターの熱を冷却する役目がある為、機能(回転)しなくなるとモーター自体の早期劣化に繋がる可能性があります。
正常な状態にするためには部品交換が必要です。
車にソトファンの常備在庫は積んでいないので、メーカーに在庫を確認して、後日ファンの交換に伺うことになりました。