【本日の修理】
今日は22kW油冷式スクリューコンプレッサーの定期修理に伺いました。
周辺機器のドレン処理装置の点検も行いました。
ドレン処理装置はコンプレッサー内蔵のドライヤドレン、ラインフィルタードレン、レシーバータンクのタンクドレンから油分を吸着回収して清水との分離を行う装置です。
写真は代表的なドレン処理装置です。
1工程目でドレン浮上油を分離した後に、2工程目で油分の吸着除去を行っています。
【今日のポイント】
据付して数年経過後のメンテナンスタイミングは、処理水の油分濃度を測定して1日のドレン発生量から判定する事が出来ますが、 毎日稼働されている現場ではそこまでの管理が困難な印象です。
目視での判定方法としては、上部の透明な窓から見える白いエレメントが茶褐色に色付いてきたらオイルを吸着している印で、さらにオイルが浮いていたら飽和状態ですので至急交換が必要です。
また、清水確認槽や清水確認窓等にオイルが浮いている場合もメンテナンスが必要です。
メンテナンスサイクルが決まりましたら、継続的な実施が推奨されます。
メンテナンスは購入先のサービスマンに相談をお願いいたします。
上の写真も代表的なドレン処理装置になります。
分離と吸着という工程は前述の処理装置と類似していますが、 こちらの場合はエレメントへのオイル吸着が進むと、フラットな上部蓋に赤いフロートが浮いてくるので、比較的エレメントの吸着進行がわかりやすい装置です。