【本日の修理】
今日は11kWオイルフリースクロールベビコンの修理に伺いました。
運転時間は約5,000Hです。
5.5kWの圧縮機が2台入っており、空気使用量の変化により自動的に運転台数を増減して省エネ運転を行なっています。
圧縮機本体の運転状態は良好で次回の整備までは時間があるのですが、運転のオン・オフサイクルが多い為、マグネットスイッチの消耗が目立ちます。
今回はマグネットスイッチと温度センサーの新品部品への交換を行います。
【今日のポイント】
マグネットスイッチの交換修理と並行して、吐出温度上昇エラーの原因となるクーラーの清掃を実施します。
圧縮空気を冷却するアフタークーラーは、後ろのパネルを外すとクーラー1を見ることができます。
手が入る場所にあるので、エア吹きの清掃が容易に行えます。
クーラーはもう一箇所、圧縮機本体の近くにあります。
正面や側面からは見えず位置が分からない為、上から覗いてみましょう。
上のパネルを外し、排気ダクトの隙間から下方に見えているのがクーラー2です。
側面のパネルが容易に外せない構造になっています。
長いエアブローノズルを使用し上から清掃を実施しました。
通常使用しているノズルでは少し短い為、新たに効率の良いブローノズルを作成しておきます。
内蔵エアドライヤーのコンデンサも最初に紹介したクーラー1同様に清掃が行い易いので、 日常整備時に清掃の実施が推奨されます。