【本日の作業】

本日は、22kWスクリューコンプレッサーの定期修理に伺いました。

吐出温度でエラーになると伺っていましたが、圧縮機のアフタークーラーが目詰りを起こしていました。

写真はアフタークーラーのコンデンサですが、空冷式の圧縮機は圧縮空気を冷却するためにコンプレッサー周辺の新鮮な空気を吸い込んで、熱交換後に上方へ排気しています。そのため、クーラーの外側に塵埃や綿、鳥の羽などが吸い付けられてしまいます。

【目詰りを起こすとどうなるか】

新鮮な空気の通り抜けが悪くなると熱交換の効果が低下して、次工程に高温の空気が流れます。

このクーラーは潤滑油の冷却機関(オイルクーラー)を内蔵している場合が多いので、循環するオイルも徐々に上昇し、圧縮機空気の温度が高くなる原因になります。

先程の空気側の温度上昇は、次工程の冷凍式エアドライヤーの入気温度上昇に繋がるため、今度は熱交換用ガスの圧力上昇に繫がってしまい、ドライヤーにエラーが発生したりします。

【どうすればよいのか】

アフタークーラー(オイルクーラー)のコンデンサと内蔵エアドライヤーのコンデンサは、ほとんどの機種が外側から入気して上方排気と思われます。

定期的に外側の目詰りをエアブロー清掃する事が必要です。

(現行機種の中にはパネルを分解しないとエアブローできない物もあります。)