【本日の修理】

今日は3.7KW給油式パッケージベビコンの修理に伺いました。

空気の圧縮については問題ないのですが、規定の圧力まで上昇した後に再度圧縮機が動き出すタイミングが本来の性能とは異なっています。

少し前の型式の圧縮機ですが、メンテナンスを定期的に実施されているのか運転音も振動も異常は感じられません。
ただし規定の圧力で自動停止すると、エア漏れの音が聞こえます。

エア漏れは電磁弁からでした。

電磁弁から常に圧縮空気が漏れている為、再起動のタイミングが早まり、運転・停止のサイクルが短くなっています。

電磁弁を新品部品に交換するとエア漏れは止まりました。


【今日のポイント】

電磁弁は定期的に交換が必要な消耗部品です。

劣化すると昇圧に時間が掛かったり、規定の圧力で停止せずに安全弁が噴気する原因にも繋がります。

今回のように異変に気が付ければ直ぐ交換に至りますが、交換時期が分からない場合は購入先のサービスマンに相談して下さい。

過去の経験から、電磁弁経年劣化の際にマグネットスイッチの経年劣化が同時発生していた事が多かった為、今回予備部品として持参していましたが、マグネットスイッチの接点は交換に至るほどではありませんでした。

日常使用されている方はいち早く違和感に気が付くことが出来ると思います。
違和感を感じたらご連絡ください。