【本日の修理】
今日はコンプレッサーの修理ではなく、エアーホースの更新工事に伺いました。
コンプレッサーはレシプロタイプの7.5kWです。
レシプロタイプでオイル式なので、時間経過に伴う部品劣化では圧縮空気中に油分が混じります。
パッキンの経年劣化では、圧縮機周辺へのオイルの滲み出し等により周辺のフロアを汚してしまう場合があります。
【今日のポイント】
周辺温度や流体温度、最高使用圧力等はホースのスペック範囲内ですが、長期使用により少しずつ劣化は進行します。
フロアや流体内の油分や熱などによりゴムの表面が硬化し劣化してしまうと、初期性能が維持できなくなり、 流体の圧力により補強層の破壊に繋がります。
今回は、お客様から何回繋ぎ直してもホースが破断してしまうとのお電話を頂き、更新工事に至りました。
一度敷き設置したホースの交換時期の判断は正直難しいと思います。
異常を感じたら交換、又は圧縮機の更新に合わせて交換という場合がほとんどと思われますが、本日のお客様は10年以上交換していないとの貴重なお話を聞かせて頂けました。