【本日の修理】
今日は11kW油冷式スクリューコンプレッサーの内蔵エアドライヤーの修理に伺いました。
ファンモーター故障によるエラー発生の回復修理です。
ファンモーターは、取付ステー毎に取り外して交換しました。
ステーの固定ボルトは見えてはいますが奥まっている為、外すのに苦労します。
配線の圧着はステーを取り付けてから行います。
ファンモーター新品交換修理の後に、内蔵エアドライヤー用マグネットスイッチの交換も行いました。
マグネットスイッチも消耗部品の為、定期的な交換が必要ですが、故障しないと交換に至らない場合が多いです。
この機会に新品に交換しておきます。
【今日のポイント】
修理後に運転確認を行いました。
ドライヤー先行運転を選択していても、ファンはすぐに回らない場合が多く、冷凍機の運転開始、冷媒圧力の確認と進めていきますが中々回りません。
そんな時は写真の様に上部にリボンを結びます。
冷却ファンの風は上方のスリットから抜けていくので、ファンが廻るとリボンがなびきます。
コンプレッサーの制御状態や他のデータ記録を行いながら、ファンの動作を待ちます。
ファンの動作確認が完了でき、運転状態は良好でした。
【注意点】
運転確認中に万が一リボンが落下するとファンに絡まってしまいます。
日常管理でのファンの回転確認でしたら、中に落下しない様な風車等を使った方が安全です。