【本日の修理】

今日は７．５ｋＷスクリューコンプレッサーの年次点検に伺いました。

ベルト、オイル、エレメントの交換を実施しました。

整備は順調に進みましたが、運転確認を行ったところ、電源は入り運転ボタンは押せますが、圧縮機が運転（直入）を開始しません。

【苦労した点】

到着した時には廻っており、メカ的な故障ではないようなので、電気部品の突発故障が考えられます。

持参した予備部品と交換してみましたが、一度に全て交換すると故障部品が特定出来ない為、故障が疑われる3箇所の部品を一つずつ交換して運転を掛けてみました。

最後に写真のコントローラーを交換し、目視では基盤上に異常はなさそうでしたが、ケーブル部分に固着した付着物があり、変色や硬化がみられました。

付着物は以前から気に留めていましたが、分解時のダメージによるものらしく、通電状態ではなかった為、振動や衝撃による故障が考えられます。

分解作業には注意を払っていましたが、周辺環境による部品劣化の場合は進行状態によっては、交換を先送りにすると結果としてお客様に迷惑を掛けてしまう事を改めて学んだ一日でした。