【本日の修理】

今日は15kWスクリューコンプレッサーの修理に伺いました。

ベルトから音が出ているとの連絡を受け、ベルトの交換修理を行ないました。

外したベルトにリブ欠けがみられ、長期使用による硬化もあり、ベルトスリップが発生
してキュルキュルと音が発生していたと考えられます。
【今日のポイント】

ベルトの劣化はベルトスリップによる音で気が付きやすく、摩擦熱による煙やゴムの焼けた
匂い等を伴う事もあります。

ベルトは長期間の使用により硬化や伸びが発生します、そこからとテンション不足によるスリップが発生します。一方で圧縮機プーリーとモータープーリーは発錆や周辺の塵埃の影響により摩耗します。プーリーの山が尖った場合、ベルトに円周方向の裂けが発生して糸くずの様にバラバラに切れてしまう事があります。
またプーリーの山が摩耗して低くなるとスリップが発生し、接触面の炭化よりベルトが部分的に欠けてしまいテンション不足になり切れてしまいます。

ベルトもプーリーも定期的に交換する消耗部品ですので、スリップ音やコンプレッサーの中に黒い糸くずの様な物に気が付いたら購入先のサービスマンに連絡する事を推奨致します。