【本日の作業】

今日は3.7kWレシプロ式コンプレッサーの点検調査に伺いました。

症状は、始動ボタンを押すと元電源が落ちてしまいます。

モーター、圧縮機本体、配線、マグネットと調査を進めました。

マグネットスイッチを分解したところで、接点の劣化が診られました。

また、電源ケーブルの一部に油分付着による劣化箇所が診られました。

【今日のポイント】

右の写真がマグネットスイッチです。

電気が正常に回路を流れるとモーターに電気が流れる開閉器です。

ある日突然コンプレッサーが廻らなくなったと連絡を頂いた場合にまず故障を疑う箇所の一つです。

下の写真の様に三つの内一つの接点が全く無くなっていました。

結線が正常でマグネットが入ってもモーターが回転しません。

今回、元電源が落ちるのは回路上もしくはマグネットスイッチ内部でのショートではないかと判断し、部品交換を推奨致しました。

マグネットスイッチも電源ケーブルも長期間使用していると劣化してきます。

フィルターやベルトと比べて寿命は長いですが、定期的に交換が必要な消耗部品です。