【本日のテーマ】 レシプロ式コンプレッサーの点検修理の必要性について
レシプロ式コンプレッサーは丈夫なイメージを持たれているユーザー様が多く、長期間修理をされていない機をたまに見かけます。
定期的に整備されているユーザー様と、突発的に依頼のお電話を頂くユーザー様のコンプレッサーは分解すると解かります。
【定期修理の必要性】
・炭化物が蓄積した状態で運転を続けると思わぬ事故に繫がる危険性があります。
・ピストンリングの磨耗により潤滑油が持ち去られると、シリンダとピストンの焼き付きを引き起こす可能性があります。
・内部部品劣化(欠け)などによりシリンダ部に発疵の可能性あります。(疵部よりオイルの持ち去りに繫がります)
・軸受劣化により軸受箱(メインケーシング)破損の危険性もあります。
【整備基準】
整備の基準は取扱説明書に記載されていますが、もしも取扱説明書を紛失してしまった場合は、購入先のサービスマンに相談する事を推奨致します。
長年同じコンプレッサを使用しているお客様は、コンプレッサの振動や運転音の変化から異変を感じるユーザー様もいらっしゃいます。
音・振動・オイルの減り方・オイル漏れなどは、毎日の管理記録を準備されるとコンプレッサの寿命延長にも繫がります。