日常点検の中にはベルトの調整も含まれます。写真はベルトが劣化している状態の写真ですベルトの山に亀裂があるのが確認できると思います。写真のような横に亀裂が入る場合、ベルトの経年劣化によるものです。また縦に亀裂が入る場合プーリーに錆ついていたり、プーリーの山が摩耗し刃のようになってしまっていると考えられます。
【まとめ】
点検で見るところ
・ベルトの状態
回転方向に対し横に亀裂が入っている場合→ベルトの劣化。ベルトの交換を推奨。
回転方向に対し縦に亀裂が入っている場合→プーリーによるもの(錆や摩耗)。プーリーの手入れ、状態が酷い場合には交換を推奨。
*一番可能性が高い例です。環境によって別の要因も考えられます。
・ベルトの張り調整
張りの強さは機械によって異なるので、取扱説明書参照をお願いいたします。
ベルトの点検は、回転体に巻きもまれてしまう恐れがありますので、必ず機械の電源を切ってから行ってください。